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― オブジェクトベース画像解析システム ―
eCognition Suite for Earth Scineces

Definiens eCognition ProductseCognition Suiteは、Definiens Cognition Network Technologyを基礎としたオブジェクトベース画像解析( Object-Based Image Analysis (OBIA) )アプリケーションを作成し、実行するためのプラットホームです。

画像を対象とする様々なビジネスのニーズに対する役割に応じたプロダクトが用意されています。


Definiens eCognition Suite

■ Definiens Cognition Network Technology

基本原理

Definiens Enterprise Image Intelligence Suiteの基礎となるDefiniens Cognition Network Technologyは、画像解析(分類)のためのパワフルな技術です。
この技術は、「画像を分類するのに必要かつ重要な情報は、単一の画素からではなく、イメージオブジェクトとそれらの相互関係によって得られる」という概念に基づいて開発された、オブジェクト指向マルチスケール画像分析技術です。
これにより従来の手法では難しい画像解析(分類)も可能となります。

下図は、Definiens Cognition Network Technologyとその画像からの情報抽出の基本原理を表わした例です。



分類の概要

Definiensの画像解析(分類)は、はじめに対象画像から任意の大きさ(スケール)で均質なイメージオブジェクトを抽出します。この処理はSegmentationと呼ばれています。この抽出されたイメージオブジェクトをファジー理論等の様々なアルゴリズムを用いて分析(分類)します。

 

 
<Segmentation>

それぞれのイメージオブジェクトはスペクトル情報に加え、形状、分布および周辺との関係等の特徴を表す様々な情報を含んでいます。

 
<イメージオブジェクトの特徴情報の一部>

異なったサイズのSegmentationレベルによりイメージオブジェクトの階層的なネットワークを確立し、全てのSegmentationレベルでのオブジェクト情報を同時に表現できます。このネットワーク化されたイメージオブジェクト間の関係を利用することで、ローカルなコンテキスト情報を分類することが可能となります。


<イメージオブジェクトの階層的ネットワークの例>

スペクトル情報だけでなく、このコンテキスト情報により、イメージオブジェクトの形状や分布の特徴等を考慮し、優れた分類処理を実現します。
Definiens Cognition Network Technologyによりコンテキスト情報とファジー理論を利用し、GUIによる簡単な操作により、複雑な分類処理を短時間で実現できます。