■ ハイパースペクトル画像処理
Geomaticaは、ハイパースペクトル・データを扱うためのパワフルなツールを提供します。
Focusによるハイパースペクトル・データ表示ツール、ハイパースペクトル・データ処理のための多様なアルゴリズムおよび USGSスペクトル・ライブラリ・ファイルを利用できます。
ハイパースペクトル・データ処理のために、多くの機能が用意されています。
ハイパースペクトルデータの優れた表示環境と解析環境をユーザに提供します。さらに他の空間データとのインテグレーションも容易にします。
- ハイパースペクトルデータに対応した画像表示環境
- - Thumbnailsツール
- ハイパースペクトル画像の各バンドのサムネール画像を表示するツール
- - 3-D Data Cube Viewer
- ハイパースペクトル画像の全てのバンドを3Dで表現するビューア
- - Band Cycling ツール
- ハイパースペクトル画像をRGBで表示する際に,特定のカラーレイヤーに 割り当てるバンドを自動的に循環させ表示するツール
- - Spectra Plotting ツール
- スペクトルの表示および管理を行うためのツール
- - Spectra Extractionツール
- 関心領域からスペクトルを抽出するツール
- 1024バンドまでの画像処理および解析
- 画像メタデータをサポート
- センサー関係のキャリブレーション
- 幾何補正
- - 航空機等でデータを取得する際に生じたロールによる歪みを補正
- ノイズ除去
- - ストライプ補正
- - スキャンラインに沿った方向の明度の補正
- - 主成分分析の線形変換行列を利用した線形変換・逆 変換
- - Maximum Noise Fraction (MNF)法によるノイズ除去
- 簡易的な大気補正
- - Empirical Line法
- - Flat Field Correction
- 放射伝達コード(MODTRAN4)を利用した大気補正
- - MODTRAN4 Tape5の入力ファイルを生成
- - MODTRAN4 Tape7の出力データからセンサー入口放射輝度ルックアップ・テ ーブルを生成
- - センサー入口放射輝度ルックアップ・テーブルを使用して,放射輝度デー タを反射率データに変換あるいは反射率データから放射輝度データ への変換
- - 水蒸気柱状マップの作成
- - スペクトル線湾曲(spectral line curvature)の補正
- - 画像データのバンド・スペクトルあるいはスペクトル・ライブラリ・ファ イルのスペクトル平滑化処理
- 端成分スペクトルの出力
- Spectral Angle Mapper画像分類
- スペクトル・アンミキシング
- 散布図およびスペクトルのプロット
- スペクトル情報の処理
- - 画像からのスペクトル抽出およびスペクトル・ライブラリー・ファイルへの出力
- - スペクトルデータのリサンプリング
- - スペクトル・ライブラリーのフォーマット変換
- USGSスペクトル・ライブラリー
- Geomatica Prime