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ニュースリリース

ソフトウェアの詳細
無償配布について

衛星画像から自動車を短時間で自動的に認識するソフトウエアを開発

道路や屋外駐車場の混雑状況を調査する応用例へ向けてサンプル提供を開始

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、株式会社インフォサーブ(本社:東京 社長:千葉次男 資本金:1千万円)の協力のもと、衛星画像から自動車を一括処理的に自動で認識するソフトウエアを開発しました。道路や屋外駐車場の混雑状況を調査するといった応用例の開発に向けて、10月1日よりサンプルソフトウエアの提供を開始します。

【背景】
地球観測衛星による衛星画像は、広範囲を一括で把握できると同時に、定期的に同じ場所を観測できるという特長があることから、地図の作成や災害の調査など、さまざまな分野で利用されています。近年の衛星画像は数メートル程度の大きさの物体を視認できる高い解像度を有しており、これらの画像を利用した新しい用途開発が期待されています。 衛星画像や航空写真を利用したシステムを販売するインフォサーブには、近年、道路や屋外駐車場の混雑状況の調査・分析を目的として、衛星画像を利用したいというニーズが寄せられています。このような状況を受け、DNPとインフォサーブは、衛星画像から自動車を短時間に自動で認識するソフトウエアを開発しました。

【ソフトウエアの概要】
今回の開発は、商用の衛星画像を撮影している米国DigitalGlobe社の地上観測衛星QuickBird(クイックバード)による1画素あたり61cmの解像度を持つモノクロ(パンクロマチック)画像を利用しています。1シーンあたりの画像は13,032×13,028画素と大きいため、複雑な処理を行うソフトウエアでは処理負荷が高く、1シーンあたり数時間の処理時間がかかるという課題があります。また、画像中の自動車は5×5画素程度の大きさで、画像が粗く、形状も不鮮明なため、自動で認識することが困難でした。 これらの課題をふまえてDNPは、画像上の自動車がもつ共通した金属の反射パターンを発見し、金属反射パターンと自動車の形状を持つ対象物をマッチングすることで、自動車を自動で認識するソフトウエアの開発に成功しました。本ソフトウエアによって、画像1シーンあたり20分程度という高速処理と70〜80%の認識精度を実現しました。 DNPとインフォサーブは、更なる認識精度の向上を目指すとともに、交通網や都市の設計を行う分野に向けて、道路や屋外駐車場の混雑状況などの調査用途への利用拡大を目指しています。また、本ソフトウエアは、航空機や船舶、鉄道といった自動車以外の輸送機関への応用も可能です。

【今後の取り組み】
インフォサーブは既存の衛星画像利用分野に限らず広くシステム開発企業へ10月1日よりサンプルソフトウエアを無償で提供します。今後も、DNPとインフォサーブは協力してさまざまな用途に向けた開発に努めていきます。 

※ プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。